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2024年9月30日

植物図鑑⑩セントジョンズワート

セントジョンズワート Hipericum perforatum

動けない植物たちは自らの身を過酷な環境や外的から守るためさまざまな成分をつくり、
それは人にとって病を癒す薬となりました。
私たちの畑で栽培している植物、使用している植物をご紹介します。

セントジョンズワート Hipericum perforatum
オトギリソウ科
family:Hypericidae
主要成分:ヒペリシン、フラボノイド(クエルセチン)、タンニン
component:hypericin, flavonoids (quercetin), tannins
作用:収れん、消炎
使用部位:全草

肉眼で精油成分や有効成分(ヒペリシン)を見ることが出来る珍しいハーブです。
花びらをよく見ると茶色・赤・ 黒などの点々や線がありますが、これらがその成分となります。
種、株分け、挿し木で増やします。
種の寿命は 50 年とも言われ非常に長いのも特徴です。
また発芽には一日における日の光が他の植物と比べとても必要であり、
夜間でも光の当たる場所に置いておくとより発芽しやすくなります。
ハーブティーとして飲用する場合、心を落ち着ける作用に優れているとされています。
稀に日光や紫外線照射による紅斑などの光過敏症が起こることがあり、
塗布、または飲用した場合は日光を極力避けるようにしてください。

【薬物相互作用】
経口避妊薬、血液凝固防止薬(ワルファリン)、
気管支拡張薬(テオフィリン)、抗HIV薬(インジナビル)、免疫抑制薬(シクロスポリン)、
強心薬(ジゴキシン)との相互作用を起こす可能性があります。
セントジョンズワートを飲用する際にはこれらを使用されている方は必ずかかりつけ医にご相談ください。

栽培スケジュール

種まき春5月半ばから6月半ば、開花6月半ばから8月、収穫6月半ばから8月、挿し木、株分け 6 月半ばから 7月初旬

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