忙しい毎日を送るなかで、体のちょっとした不調や心の揺らぎを感じることはありませんか?
そんなときに寄り添ってくれるのが、植物の恵みをぎゅっと凝縮した「ハーブチンキ」
昔から伝わる自然療法のひとつであり、
私たちの暮らしにやさしく寄り添うハーブチンキで作る手作りの化粧水などを使ったセルフケア方法を紹介します。
日々のちょっとした不調を和らげ、心地よく過ごすためのヒントを見つけていただけたら嬉しいです。
花粉症に、スギナ&エゾイラクサ
花粉による肌荒れにお悩みの方へ。
自然の力を活かした花粉症対策として、ハーブチンキ・スギナ&エゾイラクサがおすすめです。
【イラクサの抗ヒスタミン効果】
イラクサには、フラボノイドやその他のフィトケミカル(植物由来の生理活性成分)が豊富に含まれており、
これらの成分はヒスタミン(アレルギー反応を起こす体内の物質)の放出を抑制する作用があると考えられています。
またヒスタミンが引き起こす血管拡張や炎症反応を軽減する効果、
炎症を引き起こすサイトカイン(体内で細胞同士のコミュニケーションを助ける小さなタンパク質)の分泌を抑える効果も報告されています。
花粉による肌荒れに、強い味方のエゾイラクサ。
ヨーロッパではこのイラクサが春先に起こる不快な症状の緩和するハーブとして古くから利用されていますが、
単体で使用する他に抗炎症作用のあるスギナを一緒に利用することがあります。
スギナは乾燥を防ぎ、肌を滑らかに整えてくれることから、
SORRY KOUBOUでは2つのワイルドハーブをブレンドしています。
春先の肌荒れにお悩みの方へ、
花粉が飛び始める少し前からこのチンキで手作りの化粧水を作り、ご使用いただくことがおすすめです。
体の痛みに、セントジョンズワート
ハーブチンキ・セントジョンズワートを使った体の痛みのケアについて、ご紹介します。
セントジョンズワートは、抗炎症作用や、有効成分であるヒペリシンの神経保護効果があるとされています。
肩のこり、関節などの慢性的な痛みにお悩みの方には、
お手持ちのクリームやバームなどにチンキを加えて手作りマッサージクリームとしてお使いいただくことがおすすめです。
その際は、クリームやバームを湯煎などで少し温めてから使うことより良い効果が得られると思います。
マッサージをするたび、その果実酒のような甘く爽やかな香りとともに心地よいリラクゼーション効果が期待できますよ。
ハーブチンキを使ったマッサージは、ハーブ本来の優しい力を生かしながら、
手軽に毎日のセルフケアに取り入れやすい点が魅力です。
ぜひ、皆さんもセントジョンズワートのパワーを感じながら、
心地よいマッサージタイムを楽しんでみてはいかがでしょうか?
お顔のむくみや引き締めに、セージ
セージはその収れん作用と抗炎症効果で、余分な水分の排出をサポートし、
肌をすっきりと引き締めるお手伝いをしてくれます。
こんな方におすすめです。
•朝の目覚めに顔のむくみが気になる方
•日中の疲れが顔に現れてしまう方
•ナチュラルな方法で肌の引き締めケアをしたい方
セージの収れん(引き締め)作用を最大限に生かすためには、
化粧水を塗った後に指先を使ったマッサージをすると効果的です。
毎日のルーティンに取り入れて、すっきりとしたフェイスラインと、
引き締まった肌を実感してみてください。
そしてどのチンキも、植物に関するアレルギーをお持ちの方はかかりつけ医にご相談の上のご使用を、
また初めて使用する際はパッチテストを行い、肌に異常がないか確認することをお忘れなく!