肌が弱くなかなか合う化粧品に出会えず、自分用の石鹸を作るようになったことがはじまりでした。
健やかな肌を守るための材料は自然の中にあると考え 、
北海道の小さな町に移住し、工房と原料となるハーブの畑を作りました。
その畑で栽培したハーブやこの土地に自生する植物を原料にスキンケア製品を作っています。
森の中の小さな町
自然豊かな森に囲まれた私たちの集落。
畑がある北海道下川町は豊かな森の中にあり、
冬は雪深く、−30℃まで冷え込むことも。
この厳しくも美しい世界で生きている植物を含めた命への畏敬の念が、
私たちが植物の持つその素晴らしい力を借りものづくりを続けたい、
極めていきたいと思う一番大きい動力だと感じています。
大切にしているハーブの一つにカモミールがあります。
カモミールたちはこの北海道の厳しい冬を越え、初夏には優しく甘い香りのする花を咲かせてくれます。
抗炎症作用や保湿効果に優れるカモミールは、
2000年以上も前から体や肌の不調に使われてきた最も歴史のあるハーブであり、
その成分の素晴らしさから、SORRY KOUBOUも多くの製品に配合しています。
植物に触れてわかる変化の数々。
自分で動くことの出来ない植物たちは、
厳しい環境や虫たちから身を守る成分を作り出し、命を繋いでいます。
その成分が人にとっても有効な成分であり、
その力を借りて私たちはものづくりをしています。
植物たちの色や香りはその年の天候、
収穫する時期、それから虫たちの活動によっても変わります。
私たちの製品は人の手で、必要な分を少量ずつ作り、
植物たちがその時々の環境に自らを合わせ変化させたことを感じていただけるようなものづくりを心がけています。
小さなものづくり、無理なく出来ることを出来るだけ、
それが自然にも優しい活動だと考えています。
年を重ねること、心、環境。揺らいでしまう敏感な肌。
北海道の厳しい環境で育った植物たちの力を借り、
ひとりひとり違う肌に寄り添う思いを込め、製品を作っています。