寒さの中にも、
太陽の光には春の気配が感じられるようになりました。
凛とした空気のなかで、
木々の芽が静かにふくらみはじめています。
春先は、
肌がむずむずしたり、
なんとなく調子が整わないと感じることが増える季節です。
気温や湿度の変化、
花粉やほこりなど、
目に見えない刺激が重なる時期。
そんなときに、毎日のスキンケアの中で、
取り入れていただきたい植物があります。
北海道では春の山菜として親しまれているエゾイラクサ。
そして、古くから暮らしの中で活用されてきたスギナ。
どちらも特別な薬草というより、
人の暮らしのそばにあった野草です。
動けない植物たちは、
過酷な環境や外的刺激から自らを守るために、
さまざまな成分をつくり出します。
その力を、
私たちは少しだけ分けてもらっています。
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WILD HERBS/北海道に自生する植物
スギナ
Equisetum arvense
トクサ科(Equisetaceae)
主な成分:ケイ酸(Silica)、ミネラル、ビタミンC など
スギナは多年草で、ツクシが枯れたあとに青い茎を伸ばします。
乾燥させたものは古くから暮らしの中で活用されてきました。
ミネラルを含む植物として知られ、
化粧品原料としても用いられることがあります。
とても身近な植物ですが、
採取する場所や環境には注意が必要です。
エゾイラクサ
Urtica platyphylla
イラクサ科(Urticaceae)
主な成分:βカロテン、ビタミンC、鉄 など
エゾイラクサは細かな棘を持ち、触れると刺激を感じる植物です。
若芽は山菜として親しまれ、茹でることでその刺激は和らぎます。
アイヌ文化では繊維を利用して衣服をつくるなど、
古くから人の暮らしと深く関わってきました。
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身近でありながら、
力強さを秘めた植物。
春先のゆらぎに、
そっと寄り添う野草です。
この2種を合わせることで、
やわらかな緑茶のような香りの、
すっと肌になじむチンキが生まれました。
日々のケアの中に、
取り入れていただけたら嬉しいです。