朝晩の気温がぐっと下がり、
早朝には、寒暖差の大きいこの時期に見られる雲海が広がるようになりました。
川には今年もサクラマスがふるさとに戻る姿が見られました。
10月の畑は、
終わりと始まりが一緒にある季節です。
今年のハーブたちは、収穫をすべて終えて、
残っている大きな畑仕事は、カモミールの秋植え。
秋植えのカモミールは、
地上に出ている芽はまだ小さいながら、
土の中ではしっかりと根を張っていきます。
小さな苗たちは、そのまま雪の下へ。
長い冬を越して、雪がとける頃、
雪の下でしっかり休んだ苗たちは、
丈夫に、強く育っていきます。
真冬には、−30℃近くまで冷え込むことも。
そんな厳しい冬を越して育つ、
ここだからこその、
私たちが大切にしているカモミールです。
来年の春のために。
私たちの製品に使用するハーブたちは、
その年に収穫したものを使用しています。
ハーブたちの色や香りも、大切な成分のひとつ。
色や香りが鮮やかなうちに、製品に使用しています。
そして、この頃になると、
私たちの手先はどうしても荒れがちになります。
雪解けからずっと、
製品を作ることに加えて、
土を触り、ハーブを摘んで、草を刈り、
道具を洗ったり、片付けたり。
そんな畑仕事や作業の合間に、
私たちもFARM BALMをよく使います。
天然由来の成分のみを使用し、
荒れがちな手にも使いやすいよう、
やわらかな質感に仕上げています。
指先や爪まわりにちょっと塗って、また作業へ。
みなさんの毎日よく働く手やお肌にも、
いたわる時間をつくってもらえたらと思いながら、
一つひとつ、手作業で詰めています。
今年の畑仕事も、あと一踏ん張り。
もうすぐ、真っ白な世界がやってきます。
まだ何もない畑に、
また白いカモミールの花でいっぱいになる春を思いながら、
私たちも、少しずつ冬支度です。
そして、10月はピンクリボン月間でもあります。
私自身、乳がんを経験し、今も治療を続けながら、
この10月を以前とは少し違う気持ちで迎えるようになりました。
私は毎年、欠かさず乳がん検診を受けていました。
検診を大切にするようになったきっかけは、
以前の職場の後輩が乳がんになったことでした。
彼女が自分の経験を通して、
検診の大切さを伝えてくれたこと。
それがずっと心に残っていて、
私も毎年検診を受けるようになりました。
そして、自分の乳がんに気がついたきっかけは、
普段、自分の身体に触れる中で感じた小さな違和感でした。
毎年検診を受けること。
そして、普段から自分の身体に触れ、
いつもの自分を知っておくこと。
どちらも大切なのだと、今は思っています。
お風呂に入るとき。
着替えるとき。
肌にクリームやオイルを塗るとき。
いつもの自分の身体に触れて、
いつもの自分の輪郭を知っておくこと。
毎日の暮らしや家族、仕事に追われていると、
自分のことはつい後回しになってしまうけれど、
自分を大切にするためのほんの少しの時間が、
大切なことを守る、大きな力になるのかもしれません。
かつて彼女が私に伝えてくれたことが、
私が自分の身体に目を向けるきっかけになったように。
私の経験もまた、
誰かが自分の身体を気にかける小さなきっかけになればと思っています。
そんな時間のお供にしていただけたらと、
10月中にオンラインショップでお買い物いただいた皆さまへ、
小さな石鹸をおひとつお届けします。
いつものバスタイムに、
ご自身の身体をいたわりながら使っていただけたらうれしいです。
この10月が、
皆さんお一人おひとりにとって、
ご自身の身体に少し目を向けるきっかけになればうれしいです。